都心から少し離れ、周囲の街並みが 一望できる展望台のある丘の上。景観の素晴らしいこの土地に建てられた一戸建ての住まい。斜面に沿って建てられた平屋風の住宅はその傾斜を生かし、玄関からリビング、 居室、洗面浴室、寝室へと進むにつれ地下に降りるような間取り。

隣接する展望台に集まる人達からの視線を遮りつつ、素晴らしい景観を楽しみたいという要望に応えるように、リビングの大きく並んだ開口部には薄手のシィアー【スズカゼ03 せいじ】を選択しました。生地全体に施された“和”を感じるしわ加工が、美しい陰影で遮蔽性と透け感とを両立しています。

廊下には【ユラギ04 よもぎ】。浴室や洗面室、寝室の小窓には桐製のブラインドを設置しました。麻のカーテンと自然素材の組み合わせで、生き生きとしたインテリアとなりました。

薪ストーブが据えられて穏やかな時間が流れるリビングは、土壁が露出した個性的な内装。お客様自身でゆっくりと時間をかけて仕上げをしていきたいという要望で残しているのだとか。そんな考え方も素敵ですね。

オーガニック・スタジオ様　https://www.minorinomorinoie.com